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英国フェア2011 阪急百貨店 | ベルニ・パーカー インタビュー

Interviewer:株式会社ケイ・エイ 浅野勝彦

私の中の人間の部分と、妖精の部分をコラボレーションさせてるんです。

  • 英国フェア2011 阪急百貨店 | ベルニ・パーカー インタビュー
  • Berni Parker ベルニ・パーカー
  • 英国の田舎町、ウースターシャの自宅スタジオで活躍するデザイナー。世界中で発売された作品、「Whispers on wings(翼のささやき)」という、おとぎ話シリーズで彼女は一躍有名に。特にグリーティングカードが人気を博し、昨年だけでも世界中で50万枚以上販売されるなど、多くの人たちに愛されています。各分野のメーカーも大注目の彼女の作品は、今後あらゆる場面で目にする事になる、期待の作家です。この度、阪急百貨店うめだ本店で開催される「英国フェア2011」に参加されるため、ご主人と一緒に来日。様々な彼女の作品が販売されるフェアの前に、日本や作品について色々とお話を伺いました。
  • この度は「英国フェア2011」のために、はるばる日本までおいでいただきありがとうございます。パーカーさんは今回で何度目の来日になるのでしょうか? 
  • Berni Parker: 実は、今回が初めてなんです。
  • そうなんですね。では、日本に対してどんな印象をお持ちですか?
  • Parker: すごく美しい国だと思っています。
  • 今回「英国フェア2011」に出品されるパーカーさんの作品ですが、どういったところを日本の方たちに見てもらったり、感じて欲しいでしょうか?
  • Parker: やはり私の作品を見て、笑顔になったりハッピーになってもらえたら一番いいですね。チャーミングな女性キャラクターたちのユーモアやセンスを感じていただいて、皆さんの心に留まればいいなと望んでいます。
  • 私もいくつかの作品を拝見したんですが、すごくPOPで楽しい感じがして、今までの英国のイラストレーターの方たちとニュアンスが違うのかなと感じてるんです。
  • Parker: ええ、そのとおりです。多くの人が同じような事をおっしゃってくださいます。いわゆる古典的なイギリススタイルとは違うという事も評価されているのかもしれませんね。あと、日本に来たから言う訳ではないのですが、私は紙に対して少しこだわりがあって、最近の作品には日本の手すきの紙も使用してるんですよ。私が遠く離れたイギリスで日本の紙を使用して作品を作っている事を知っていただけたら嬉しいです。
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  • なぜ日本の紙にこだわっておられるんでしょうか?
  • Parker: すごく質がよくて、柔らかくて、自分の作品をいい形で表現してくれる紙だと感じています。手すきの紙は本当に全部素晴らしいです。ちょっとここに持ってきたモノをご覧にいれますね。この、スカートに使用してる薄い紙が日本の紙です。(※右写真)
    この紙をクシュクシュと寄せて貼ったりするのをデモンストレーションでもご覧にいれる予定です。こういった立体的な部分が私の作品の特徴なんです。ただ、日本の紙にはとても興味を持っているのですが、イギリスではなかなか手に入れる事ができないのが残念ですね。
  • 描かれている主なキャラクターたちと、ご自身の関係みたいなものはあるんですか?
  • Parker: 自分の中にある人間的で女性的な部分と、そこから抜け出した夢の世界・妖精的な世界を作品の中でコラボレーションさせているんです。
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  • 最後に、パーカーさんの作品をご覧になる日本の方々へ、見どころやメッセージをお願いします。
  • Parker: 先程も少しお話ししたように、チャーミングな女性キャラクターたちがたくさんいます。彼女たちのユーモアやセンスを一緒に楽しんで下さい!
  • 「英国フェア2011」でたくさんの方にベルニ・パーカーさんの思いや魅力を伝えれたらと思います。
    今日はどうもありがとうございました。
  • Parker: こちらこそ、ありがとうございました。
  • 2011.10.03 in OSAKA
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