文:川合知子(通訳)
英国の11月はもう冬の始まり。Cotswoldsから乗合バスで小1時間、Oxfordの街で待っていてくれたのは笑顔のAnnとダンナさまのJohnでした。阪急英国展で2009年と2010年の2回、通訳をさせて頂いたご縁で親交を深めてきたアーティストのお宅訪問もこの旅の目的の1つです。車で20分程、緩やかな丘を走り抜けて着いたのは美しい小さな村=Blewbury。赤レンガのコテッジがAnnのアトリエ兼お宅です。仲良しご家族と、のびのびペット達の暖かい歓迎で私の心はほっこり幸せ。美しい自然の中で素敵な作品を創作中のAnn Edwards の日常をちょっとご紹介しましょう。
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1. オックスフォードの街の重厚な建物。 2. 赤レンガの田舎家(コテッジ)が Ann と John のアトリエ付きお宅。 3. 暖炉のあるダイニングルーム。 4. Ann デザインのクッションが並ぶベッドは、まるで絵本の世界。 5. ペットをモデルにしたAnnのアートがあふれるかわいいキッチンで、本日のコックは John です。 6. 実は英国の家庭料理はとてもおいしかったのです。 7. Annのイラストのモデルにもなっている Thomas。実物の Thomas にはやっぱりオーラがありました! 8. Jasper が「コンニチハー」と日本語で挨拶してくれて、びっくり! 9. 真っ黒な Bertie は赤いフリルのドレスがとてもおしゃれ。 10. 2Fのアトリエは窓からのんびりお庭を眺めて、アイデアを生み出す所。 11. 1Fのメインのアトリエ。数々の Ann のアート作品がここで出来上がっていきます。 12. アトリエでの Ann と Thomas。 13. 2Fのアトリエの窓から見えるお庭です。 14. アトリエの横には、自然たっぷりの小川がさらさらと流れていました。 15. Ann と Thomas はいつも仲良しです。
- イギリス、オックスフォードの田舎町で家族と動物たちに囲まれて暮らす、世界中で人気のカントリー作家。イラストに登場する猫は彼女が飼っているトムがモデル。数々の雑貨に登場するトムが猫好きの人たちに愛されています。
- 私にはたくさんの日本の友達がいます。日本を我が国のように思っています。 日本の方々はとてもフレンドリーで私をあたたかく迎えてくださいます。 日本の方々は心から私を受け入れてくださいます。 私は私の作品で日本の方々をハッピーにしたいのです。
- 日本へは何回来られましたか?
- Ann Edwards: 3回です。東京、京都、大阪、高野山、広島、北海道などへ行きました。
- 好きな日本の食べ物は?
- Ann Edwards: お寿司、焼き鳥、天ぷら、たこ焼き。
- 日本の興味深いところは?
- Ann Edwards: 美しい着物に心魅かれています。それから人々のマナーのよさが素敵です。また日本のしきたりや伝統にも興味があります。
- 日本に来られるご予定は?
- Ann Edwards: またぜひ行きたいと思っています。最初に行った時は8月で暑かったのですが、寒いイギリスの夏よりよかったですし、2回目と3回目は10月でとてもいい季節でした。次回は桜の咲く春がいいですね。
そしてもっと多くの日本の友人をつくり、もっと日本の料理を楽しみ、茶道も体験してみようと思います。ネイルサロンにも行ってみたいです。そうそう、もうすぐ私たち夫婦は銀婚式(結婚して25年)なのですが、日本に行くことができたら主人にきれいなパールを買ってもらいたいですね。
- 日本のみなさんへのメッセージをお願いします。
- Ann Edwards: 家族やペットに囲まれて、我が家にあるアトリエで心を込めて日々作品づくりに励んでいます。窓辺に飾っている招き猫などの日本からのお土産が私のインスピレーションを広げてくれます。アトリエの横にはちいさな小川が流れていて、この流れが海へと続きやがて日本へもつながっていると思うととても幸せです。
最後にわたしの好きな言葉を贈ります。
Those who bring happiness to others cannot fail to bring happiness to themselves.
(人に幸せをもたらす者はきっと自分自身にも幸せをもたらすことができる。)
- ニースで知人の結婚式に出席した後、大好きな英国へ足をのばして懐かしい人々に再会する楽しい旅でした。
オックスフォードの小さな田舎町は自然がいっぱいで本当に美しい所でした。心からもてなして下さったAnn Edwardsとそのご家族、ご友人、
ご近所の方々、皆様に心からお礼申し上げます。そして、Ann から預かった最後のメッセージ。
「私の日本の大切な友達によろしく!」 - in Blewbury Oxford on Nov.5, 2012